全日本選手権レースレポート
大会:全日本選手権ロードレス
場所:栃木県那須町スポーツセンター周辺特設ロードコース 日付:6月28日(日) 天候:曇り コース:128km 参加人数:41人 結果:7位
今年のメインのレースとして年明けから照準を合わせてきた全日本選手権。
最後はすべてを出せ!!!!という監督の命令!
雨予報であったのにもかかわらず、ぽつりとも降ることはなく天気は大会に味方してくれた。
中間の数周回分の記憶がなく、本当に自分が8周していたのかも疑えるほどですが、覚えているところをレポートします。
スタート前、並んでスタートまでの時間を待っていたとき、なぜが笑いがこらえられなくなってしまい、
一人でにやにや怪しい人間に笑
レースはパレードスタートで開始したが、パレード終了後も集団のペースは特に上がる事はなかった。
ところが、坂では毎回遅れてしまい、登り始めに真ん中辺りに位置していても後へ落ちてしまった。
特にインナーに落とすと遅れてしまう。 また、集団でのコーナーやカーブに慣れていなくて
肩にガチガチに力が入ってしまう。 別の意味で心拍バクバク!
それでも、集団を揺さぶるであろう萩原選手、与那嶺選手、金子選手がどこにいるかを常に把握して走っていた。
補給が始まりボトルにドリンクが入っているうちに受け取れるか少し早めの3周目に補給ポイントへ。
みんなで補給の練習もしたので取れる自信があったし、ちゃんと受け取ることができた。高さもばっちりでとりやすい!
途中、大学生の3人の逃げがあったが、レースはまだ前中盤であり、
マークしていた3人の選手達がメイン集団に残っていたので追わずに居残った。
最大2分の差が開いて少し焦ったけれど、その後スピードが上がり差が縮まっていき、
気がついたらメイン集団が吸収していた。バイクのタイム表示が無くなってそう気づいた。
その後、いよいよ集団のペースが上がる。
萩原選手、与那嶺選手、金子選手がそれぞれ1、2回ずつアタック。
与那嶺選手のアタックで2回遅れてしまったが、2回とも3人程度で一緒にローテーションして追いついた。
スタートゴール地点でベルが鳴っていて、いつのまにかラスト1周であることに気づく。
前周回のペースアップはラスト2周目だったからなのか!
展開がさらにキツくなったらドリンクが1周分もつか微妙だったのでボトルを補給。
いよいよ最終周回!
前半10㎞の下り坂で先頭に出て走っていたら、後ろと少し距離が開いた。
むむむ。 行ってみようかな? 10㎞ならなんとか逃げ切れるかもしれない。この最周回のチャンスを無駄にするのか?何もしないよりはマシか!一か八かだ!
ペダルを踏み込みペースアップ。
すると、タイム差が30秒、40秒、50秒と広がっていく。
初めて自分だけにバイクがついて、おおっ!て思った。
しかし、その後タイム差は15秒に縮まり集団の強さを感じる。
かなり苦しかったけど、「あと少し!」と自分自身を励ましてさらに踏んだ。
タイム差が20秒に広がった。あと2㎞、なんとか逃げ切りたい!
最後の登りで踏む力の入れ方がわからなくなってきた。
ラスト1㎞のところで「全日本だぞ!」と応援してくれた人がいて、
その言葉がすごく耳に響いた。沿道の人たちが知らないはずの私を応援してくれていた。
ゴールまで500mの看板がを通過。 後ろを見ると集団が追ってきているのが小さく見える。踏み込めない足をなんとか動かす。
なんで、力が入らないんだ!
ゴールライン目前の50mで萩原選手を先頭に3人がミサイルのように横を抜けていった。
後ろに着きたくてももう踏み込めなくて、与那嶺選手と金子選手の背中が遠くなっていくのが見える。
続いてスプリントしてきた3人の選手にもぎりぎり抜かされてしまった。悔しい。。
これが今の自分の限界だと知った。
今思えばまだ行けたかも。と思えてしまうけれど、あの時はあれが自分のできる精いっぱいだった。
でも、このチャレンジをしなかったら、もっと後悔は大きかったかもしれない。
このおかげで今回のレースでも課題が見つかったし、切り替えじゃ!
遠方より応援、サポートをしに来ていただいた皆様、
いつも練習や応援してくださる皆様ありがとうございました。
また、いつも大きなサポートをしてくださり、
全日本という大会でおもいきり走ることを可能にしてくださった監督、店長、UNOの皆様に感謝致します。
これからも応援よろしくお願いします!
バイク
フレーム:LOOK586UD コンポ:シマノデュラエース ホイール:シマノC35チューブラー
タイヤ:ビットリアCORSA SC
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機材、メカサポート プロショップ ウーノ
フレーム・ペダル ユーロスポーツインテグレーション