【大塚さんレポ】横須賀ソレイユの丘クリテリウムレース大会
大会名:横須賀ソレイユの丘クリテリウムレース大会
天候:晴れ、10-13℃
コース:ソレイユの丘特設コース1周600m
カテゴリ:JFC登録者の部エリート(E)6名
結果:2位(59分23秒)
第1ヒート:3位、19周、19分32秒、189W、NP222W、167/180拍
第2ヒート:2位、39周、39分51秒、217W、NP242W、172/184拍
ソレイユクリテ大塚レポートです。写真の大半は武内さんに撮影して頂いたものです。お礼申し上げます。
12月10日(土)に地元の横須賀でクリテリウム大会が開催される。開会式では吉田市長が元気良く挨拶をされていた。参加者が非常に少ないため、当初予定されていた予選決勝方式ではなく、午前と午後の2ヒート制による総合タイムで争われた。
ジュニアの出走者は約30名と活気に溢れている。ジュニアのレースを観戦していたら身体が冷えてしまった。一方のエリートは5名とかなり少なく、さらに少ないU-23の3名との混走になる。初めてのクリテリウムなので後方で様子見しよう、と思っていたらスタートして間もなく千切れる。さすが登録者の部である。1、2周で集団が縦長になり、U-23選手と鈴木君らの集団を先頭に、残りはバラバラという状態。
コースマップ:ソレイユの丘クリテリウムHPより
コース幅いっぱいの砂利ゾーン(画像ピンクの◇)と、直後の細かい石が散らばっている右90゚コーナーに注意する。松輪で立て続けに落車して以来、こういう怪しいコーナーでは慎重になる。ここは運営陣が掃き掃除をしていた。
ホームストレートは短いものの向かい風が強く、先頭とは少しずつ差が開いていく。集団がブツ切りになりやすいこのコースでは、コーナリングが余程速くない限り、ストレートで脚を使ってでも前に行かないとアウトである。
ストレート後の180゚コーナー(写真の右奥)も難しく、勢いのあるジュニアの部では何件か落車が起こっていた。私はここの立ち上がりで1回ペダルを擦る。
コーナリング練習のつもりで個人TTをしているうちに、10数周で濃紺ジャージの選手に追いつく。その後1周ずつ先頭交代をする流れに。コーナリングの異様に速いU-23選手にラップされた関係で、19周で終える。
エリートの第1ヒートは鈴木君20周、先ほど協調した選手と私が19周で、暫定3位であることが判明。4位以下は周回数に差が生じており、また鈴木君とはそもそも地脚が違うため、第2ヒートは2位狙いのゲームが予想される。午後のレースまで時間が空くため、いったん帰宅した。
14時頃に再びソレイユの丘へ。ジュニアの第2ヒートは盛り上がっており、実況にも熱が入っていた。
残り数周という局面で、武内さんが「あそこは何か起こるで〜」と予言。砂利ゾーンで5名の先頭集団が周回遅れの選手2名に追いつくかという時である。横浜高校の選手が周回遅れ組を素早くオーバーテイク。続くクランクで周回遅れ組が先頭集団4名の蓋をする形に。その間に横浜高校の選手が逃げを打つ。惜しくもこの逃げは成功しなかったが、実況も思わず唸る展開だった。
U-23とエリートの第2ヒートは最大40周。「午前と同じような展開ですね」という実況。U-23の選手と鈴木君が集団前方に、徐々に間延びして最後尾に私という形。クリテリウムで後手後手になるパターンを学習した。10周もしないうちにまたしても個人TTとなる。100mほど前を走る濃紺ジャージの選手も単独走を強いられている。
20周手前でその背中がようやく近づいてきたので、今後の展開を少し考える。加速が鋭いという印象を受けたので、終盤まで一緒にいてはいけない気がした。1周ほど様子見してから、バックストレートで追い越しをかける。いつだったか「脚は使うところで使う」と監督が言っていたような。結構踏んだので、データ的にはこの周NP350W、次の周NP300Wとなる。頑張りすぎるとバックファイヤーしてしまうので、後方との差を確認してからペースをやや緩める。
途中で「鈴木君そこ行けるか!? あ〜っ!」という実況が聞こえてきた。どうやらU-23集団から千切れてしまったようだ。エリートの部ではダントツの1位なのだが。30周を過ぎると全体的に単独TT大会となる。実況もお送りする内容がなくなってしまった様子。
意外と面白いコースだったが、バックストレートを伸ばしてオーバルな区間を設けた1周1km前後のコースもありだと個人的には思う。
夕暮れの寒風吹きすさぶ駐車場で、賞品としてアスリチューンという実用的なジェル一式、ブリヂストンアンカーのハンドタオルなどを頂く。次は個人TTではなくクリテリウムの走り方をしたい。
表彰式の後、鈴木君にとある坂に連れていってもらったところ、坂の半ばで力尽きました。