第52回東日本ロードクラシックDay-1大塚選手レポート
天候:晴れ16℃
コース:6km×4周
カテゴリ:E3-2組 89名
結果:35位/73名完走
47:04(+2:57)、NP249W (3.9W/kg)、AP188W、159/182拍、93回転
ラップタイムとNP
17:08 245W
09:08 272W
10:13 242W
10:31 248W
「群馬に行くとは落車をしに行くようなものだ」という言い伝えがあるが、
今回も落車を目撃する。コースコンディションは良く、調子はいつも通りである。
目標はできるだけ先頭集団に付いていくこと。
出走はE3の2組目なので、監督会議でレッグカバー云々の話を聞く。
ノーアップ検車で前方から6列目一番右にロードを置き、
ピストで心拍160後半まで10分ほど断続的に回す。
暖かい時はこれで問題なさそう。整列時に実業団レースは初めてだという選手と話をする。
ローリング時に前方から5-10列目の右側に位置する。
下りに入ると集団は縦長になり、そこそこの速さに。
この辺で広谷くんとご挨拶をする。すると左ヘアピンで3、4列ほど前の選手が、
中央から突然右にテールスライド。その右にいた選手が宙を舞い、
高さのあるガードレールにフライングボディアタックという構図を認識する。
右側を下っていた選手らは反射的にブレーキをかけるのだが、
そこで私はリアを滑らせてしまう。一瞬やらかしたと思った。
ワンテンポ遅れてトラクションが回復し、横から衝突音がした。右側整列は不正解か。
S字を抜けた後にローリングが解除されないまま集団が停止する。
すぐ前に広谷くんがおり、やはり落車シーンを目撃したとのこと。
しばらくして緊急車両がコース上に入ったとの情報が伝えられる。
そして数列前の真ん中にいる選手の様子がおかしい。
後ろから突っ込まれたときに後輪クイックが破損したらしい。
やむなくレースを降りたその選手は「宇都宮クリテで会いましょう!」と路肩から声掛けし、
集団を湧かせる。7分ほど停車してから超スローローリングが再開。
橋の下からリアルスタートし、1周目は集団後方で何とか付いていく。
この辺で約1名、右に左にインベーダーゲームのような動きをしている某強豪チームの選手。
絶対に近寄らないことにする。
S字後のちょっとした登りでじりじりと後ろに下がる。
これは良くない。一方の広谷くんは加速がいいためか、少しずつポジションを上げている。
2周目の心臓破りの坂頂点で先頭集団から10-20mほど離れる。
登り返しで一気に踏んで追いつく、ということができない。
たまたま後ろにいた2名の頑張りにより、ホームストレートで緩んでいる集団に復帰する。
3周目、そのまま集団後方で右ヘアピンを抜ける。
ここは集団が一番伸びるところなので後ろは加速がきつくなる。
ここでの位置取りと脱出速度が肝のようだ。気付いたときにはもう遅く、
その後のちょっとした登りで付き切れる。その後はきつめの森林サイクリングになり、
5名の集団で完走する。ゴール地点ではE3恒例のスプリント落車が起きており、
コースの右半分が塞がれていた。スタート前に会話した選手も無事完走できたとのこと。
脚力以外の課題として、中盤の登り返しで下りの勢いを活かさず、登りでもがき始める、
という非効率な走り方にある。前にも似たような文言を書いた気がする。
また群馬での負荷のかかり方として、zwiftグループワークアウトのL4とL5L6の上げ下げに似ている。この辺にトレーニングのヒントがあると思われる。
軽くダウンをしてから、E1福吉さんの勇姿を激写する。
焼きそばを食べながらレース観戦していたのだが、
逃げ集団の緩い下りでの踏み方が凄かった。メイン集団はこの逃げを泳がせている雰囲気があった。しかし10-20秒くらい前方の逃げ集団はいつまでたっても吸収されない。
残り数周となりメイン集団の一部の選手に焦りが感じられたところで、
家から電話がかかってきた。
【機材】
Focus CAYO2.0
アルテグラ52/36 11-28
Vision TriMax30
MAVIC YKSION PRO(前7.5bar、後8.0bar)